文章作成/掛け声・集団維持手段としての文章

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== 掛け声・集団維持手段としての文章 ==
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  ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
  ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
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2014年8月28日 (木) 23:58 時点における最新版

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目次

掛け声・集団維持手段としての文章

 第1章で述べた感嘆詞の次に古い言葉は、掛け声ではないだろうか? 掛け声は明らかに「他者」を意識して発する言葉である。自己の属する集団に対し、危険を知らせたり、集団作業の同期を取ったり、鼓舞させたりするのが目的であろう。「きゃあ」とか「せいの」とか「わっしょいわっしょい」といった掛け声は、感嘆詞ではないがやはり独立した文の一種である。

 由来が古いだけに、文章の中に上手に使うと、不思議な雰囲気をかもし出すことができる。文章はこのように意味を伝えるだけのものでなく、古い起源の役割も持っているので、表現の中で掛け声などをうまく利用すると、不思議な効果を発揮する。

舟歌

 「ボルガの舟歌」という、よく知られたロシア民謡がある。「えいこら」「えいこら」という舟を引く掛け声が主になった歌詞が特徴である。以下は英語版だが、元になるロシア語版もえいこらと聞こえる。

音頭

 日本の踊りの「音頭」というのも掛け声の一種である。祭りで人々の団結する気持ちを高める。なお、音頭については次に詳しい。

また音頭と関連して次も参考になる。

次は東京音頭の動画と歌詞である。

「東京音頭」 西條八十作詞・中山晋平作曲

ハァ 踊り踊るなら チョイト
東京音頭 ヨイヨイ
花の都の 花の都の真中で サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

ハァ よせて返して チョイト
返して寄せる ヨイヨイ
東京繁昌(はんじょう)の 東京繁昌の人の波 サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

ハァ 昔や武蔵野 チョイト
芒(すすき)の都 ヨイヨイ
今はネオンの 今はネオンの灯の都 サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

ハァ 花は上野よ チョイト
柳は銀座 ヨイヨイ
月は隅田の 月は隅田の屋形船 サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

ハァ おさななじみの チョイト
観音様は ヨイヨイ
屋根の月さえ 屋根の月さえなつかしや サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

ハァ 西に富士の嶺(みね) チョイト
東に筑波 ヨイヨイ
音頭とる子は 音頭とる子はまん中に サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

関連項目

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