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提供: Internet Web School
目次 |
インターネット・ウェブ・スクール Internet Web School (IWS) について
- 2008.05.13 original draft by Y. Nakamura
- 2010.07.05 revised manuscript by K.Wasaki
1. IWSの基本的な考え方
- (1) インターネットのみを用いて教育を展開します。従って通学やスクーリングは必要としません。入学や卒業は特に時期は定めず、随時可能にします。修業年限も一応の目安はありますが、早期卒業も長期履修も可能にします。
- (2) 授業料は無料にします。
- (3) 世界中のできるだけ多くの国語に対応し、世界中の人が学べるようにします
- (4) CAIを活用し、できるだけ教育コンテンツの保守に人手をかけないようにします。コンテンツもなるべくWikipedia などの既存のWebページへのリンクを奨励することで、手数をかけないようにします。
- (5) ボランティアによって、コンテンツ・CAIテストの充実がなされるようにします。またレポートの採点評価などにも、ボランティアの力を借ります。
- (6) 必要最低限の費用支払いのために一般からの寄付は歓迎します。
- (7) 学校法人など国の認可は取りません。運営主体は任意法人とします。
- (8) このスクールの運営を補完するために、いろいろなサークルやコミュニティーが学生たちやボランティアによって作られることを期待します。
2. IWSで予定されているコース
(1) 高校レベルコース (修業年限の目安:3年)
高校普通科とほぼ同様のコースとしますが、特に「英語」「コンビュータ」「教養」に重きを置きます。一般教養として、既存の高校では通常用意されない、実際に社会で重要とされる実践的科目を用意します。そのため、現在は高校職業科でしか教えていないような科目や内容も取り入れます。
(2) 大学学部レベルコース (修業年限の目安:3年)
インターネットで学習する際、あまり長期にわたると学習の持続が難しいと考えられますので、標準的な修業年限を4年でなく3年とします。将来的には多くのコースを用意しますが、当面は、教育を自動化しやすい「コンピュータ・数学コース」からスタートします。卒業研究も課されますが、定型化したテーマ課題から選ばせ、評価が容易であるようにします。
(3) 大学院修士レベルコース (修業年限の目安:3年)
大学が3年の就学期間であることに対応し、標準的な修業年限を、通常より1年延ばして3年とします。大学学部レベルコース同様、将来には多くのコースを用意しますが、当面は「コンビュータ・数学コース」からスタートします。修士研究は各自がテーマを選択し、評価はボランティア教員に依頼します。
(4) 大学院博士レベルコース (修業年限の目安:3年)
当面は「情報数学コース」からスタートします。修了用件は、通常認可されている課程博士コースと同じように、3編の採録論文のあることをひとつの目安とします。正式の博士号は出せませんが、既存の大学院に推薦して、論文博士が取れるよう支援します。
3. IWSコースウェアの機能・特長
- (1) 勉学途中で、その時点における成績証明書を、PDF等によって各自がダウンロードし、プリントアウトできるようにします。電子認証技術を利用し、証明書が改ざんされていないことを保証できるようにします。
- (2) 卒業証明書・卒業証書も、同様の方法でプリントアウトできるようにします。
- (3) 成績証明の印刷だけでなく、学習途中において、到達度に応じ、ポイント獲得画面が出るなど、学習意欲を継続させるような工夫を加えます。
- (4) 本人が(いわゆる「替え玉」で無く) 実際に学習したことを証明するため、第3者が、ペーパーテスト、あるいは口述諮問問題をプリントアウトできるようにします。本スクールを卒業したと称するものに対し、その者を採用しようとする企業側が、そのような準備された簡単なテストを課すことで、本人が実際に自分自身で学習し卒業したかどうかを知ることができるのです(企業側は通常の大卒や高卒に課す試験で実力を判断すればそれで十分かもしれませんが、それをより強化した仕組みと言えます) 。
- (5) 各コースにおいて、創業や小規模企業経営の知識獲得を重視します。それによって、仮に既存の企業等に就職できなくても、自己の能力によって収入の道を確保できるようにします。
4. 通常の正規の学校に比べた利点と欠点:
利点:
- いつでもどこでも、働きながら学べます。
- 授業料が無料です。
- インターネットやコンビュータに強くなります。
- 偏らない知識を獲得できます(CAIによって各分野を一様に履修できるため) 。
- 一人で学ぶ力がつき、それは社会でも役立ちます。
- 世界中に同窓生を持つことができ、緩いが強固な心の結びつきが得られます。卒業生が世界中で増えていけば、既存の学校より外国では権威を持つようになることでしょう。
- 自分で経営できるノウハウが身に付くので、卒業後も逞しく生きていけます。あるいは自分の企業を大企業に育てることができるかもしれません!
欠点:
- 既存の企業や世間からはしばらくの問評価されないでしょう
- レンガ造りの時計台のキャンパスで学ぶという、別世界的雰囲気は味わえません。
- 友達にレポートを写させてもらう、などの便宜は少ないでしょう
- 従来の意味での、同級生の友達や先輩とのつながりは難しいでしょう
- 勉学を口実にした、いわゆる「親の脛かじり」はできません
- スポーツなどのクラブ活動はありません
IWS高校レベルコース (IWS High School Level Course)
1. 概要:
修業年限の目安:3年
高校普通科とほぼ同様のコースとしますが、特に「英語」「コンビュータ」「教養」に重きを置きます。一般教養として、既存の高校では通常用意されない、実際に社会で重要とされる実践的科目を用意します。そのため、現在は高校職業科でしか教えていないような科目や内容も取り入れます。
2. 授業科目
各科目は、週2時間、半年分(2単位)で履修できる分量とします。(科目名に(4)と付いている科目は、4単位修得の科目)
(1) 英語
- 「英単語」 (4)
- 「日常英語とヒアリング」 (4)
- 「英文法」
- 「英文読解」 (4)
- 「ヒアリングII」(4)
- 「英作文」(4)
(2) コンビュータ
- 「タイピングとワープロ」
- 「Excel入門」
- 「インターネット知識」
- 「ホームページ作成とアップロード」 (4)
- 「CGI 入門」 (4)
(3) 教養
- 「宗教」
- 「哲学」
- 「古典文学」
- 「法学」
- 「論理学」
- 「健康と医学」
- 「企業経営・簿記」 (4)
- 「文書作成」
(4) 一般科目
- 「数学/解析」 (4)
- 「数学/代数」 (4)
- 「数学/幾何」 (4)
- 「確率と統計」(4)
- 「物理」(4)
- 「化学」(4)
- 「地学」(4)
- 「世界史」(4)
- 「人文地理」(4)
- 「職業家庭j
- 「芸術」