この科目の目的

人は人生の大半の時間を職業（生活費を得るための労働）と家庭生活で費やす。日本ではこの両者は対立するものと考えられることが多い。実際多くの人が長時間労働せざるを得ず、家庭生活を犠牲にしている。さらには近年、日本はもとより世界各地で、新自由主義経済の席巻による労働環境と社会システムの激動が起き、翻弄され、極貧生活に陥ったり、過労死する人々が多く出ている。この科目では、職業と家庭生活それぞれの意義と両者の関係を学び、激動の時代に、翻弄されず、豊かな人生を送るための、一助になることを願って、〇　職業とその選択のスキル、家庭生活のスキルの向上〇　社会システム（憲法、法律、ＮＧＯ，自治体）を利用した問題解決の能力向上〇　市民社会や政治とのかかわりについて学ぶ。