職業家庭/人間の安全保障

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= 人間の安全保障 = 201023
人間の安全保障(にんげんのあんぜんほしょう、英語: Human Security)とは
個々の人間の安寧を保障すべきであるという安全保障の考え方である。
伝統的な「国家の安全保障」の概念と相互依存・相互補完の関係にある。

 

200516
私と私の家族の生活は脅かされるときがある。
この節では、その対処法について考える。

目次

 安全確保の基本 

RT
どのような災害であれ、
個人・家庭単位で出来ること(自助)と、
居住地域の人々と協同で行う備え(共助)や
自治体や国の行政が行う備えがある(公助)。 
これらが互いに協力・補完しあって、安全を図るのが基本である。

○ 自助・共助・公助

 (1)防災

最初に自助について解説する。

 防災、災害に対する事前の備え   

 防災について事前に学習する 

○ 居住地を襲う災害について学習する。

 防災に必要な準備 

1)防災用品の準備

○ 参考までに、赤旗記事(2020年3月20日付け記事)では、3つの避難袋を提案している。
① 日常使うバック・鞄(出先で災害に会った時の備え;お金や保険証など貴重品、持病の薬、小水筒、チョコレートなど)
② 一般的な言われる避難袋(リュックサックに3~5日程度生活できる物資を詰めておく)

③ 家全体を備蓄場所と考え、買い物をしなくても1~2週間生活できるための品物を家に備蓄。


2)自宅を襲う可能性のある災害への備えをする。
地震対策;住宅の耐震補強、家具等の固定
3)避難場所や経路の確認

ただし、ハザードマップを盲信しては危険である。
このマップでは襲ってこない災害が、最近の日本では、各地でおこっている。
その土地の古老に聞いたり、古文書で調べたりしたりして、
災害の種類に応じた、安全な避難場所を事前に確かめておく。
自宅のほうが安全なこともあり得るので、
その場合は自宅にする(1,2週間は買い物をしないで暮らせる準備をしてあるからだ)。
4)家族同士の安否確認の方法を決めておく
・ 携帯電話頼みは危険、通話連絡とれない場合;
携帯電話等からインターネットサービスを使用して安否確認することを申し合わせておく。

 防災に必要な知識、技術の習得 
 防災訓練 
 自治会、自治体都の相談、要望

こうした事前準備で分かった自助だけでは対処できない事項をまとめ、
近隣住民、自治会、自治体に相談したり対応できるよう要望し、
直ぐできることは準備してもらう。 

 当日の対処法

あわてずに、事前に準備、訓練したこと(自助、公助の利用)を確実に行う。

 国と地方自治体や近隣住民や地域自治会の役割 

トップダウンでは、地域住民の安全は確保できない。
○ 私たちの住む自治体の役割
正確なハザードマップの作成や住民への周知徹底、防災対策工事、一斉訓練などは、私たちの住む自治体が住民と協力して実施するのがよい。
これに当たっては、自治体が科学的検討取りまとめの役割を担う。

○ 国の役割
主な役割は、地域自治体への後方支援であろう。
$\quad$・地域の要請にこたえ、お金や知識や専門家を提供
$\qquad$災害・防災にかんする機関(研究・観測機関、専門家会議、保健所等)の拡充と成果の公表、
$\qquad$そこで解明した、大きな災害を招きそうな自治体への警告 $\quad$・各自治体で必要になる経費のための財政支出、
$\quad$・防災に関する研究機関等の充実に務め、自治体の求めの応じて、
$\quad$ これらの機関・組織に知見の提供をさせる
$\quad$などの後方支援 $\quad$・ 全国の災害別の危険地域と危険度の周知や防災工事に必要な最低基準の勧告をだす。

 (2)感染症罹患をふせぐ 

最初に自助について解説する。

 感染症をふせぐ事前の備え  

 感染症について事前に学習する 

次の記事やインターネット検索して、感染症の概略について学ぶ。

かって日本では、伝染病と呼ばれていた。


ワクチン接種

新しい感染症でなければ ワクチン接種で、
り患を予防ないし、り患しても重症化するのを防げる。

ワクチン作成の時間を大幅に短縮できる手法も最近(2020年当時)開発された。

それでも新型の感染症では、ワクチン開発には、長期間かかることがある。
その最大の理由は、安全性である。
とりわけ、変異の激しいウィルス感染症では、
ワクチンがかえって悪さをする
「抗体依存性感染増強(ADE)」」という現象がある。

RT;以下のリンクは 著作権侵害か?

 持病のある人の事前準備 

持病のある人は、かかると危険な感染症について学んでおく。
一例をあげると、COPD患者は、インフルエンザや肺炎は命取りである。
流行してないときから、かかると危ない感染症にかからないような生活をしましょう。

 感染症流行時の備え  

 感染を予防する 

感染症や自己免疫疾患、がん等の 生活習慣病の予防の基本は、自己の免疫力を高く保つことである。

このためには
1)免疫力を強くする食事がもっとも大切である。
$\quad $ *(4章 「3.3  良い食は病気を予防し健康をつくる、病気を治す」)に、免疫強化の食事について詳述してある。
2)過労、不規則な生活を改める
3)適切な運動を心がける
4)リラックスする時間を作る
5)感染予防・治療のため「信頼できる専門家(自己の利益や政治判断ではなく、科学を貴ぶ専門家)」の意見から学び、
自分にとって最善の感染予防策を実施する。
あなたが、インターネットにあふれる情報の中から、良い情報を選ぶ力、考える力を持っていれば可能です。
参考までに、2020年世界的に流行している新型コロナ感染症についての記事と専門家の提言を示す。



日本での専門家の提言

(注)上記の資料を鵜呑みにしないでほしい。インターネットで他の医学者の意見を調べ、自分でどの意見が科学的真実か判断してほしい。

 感染した疑いのある体調変化を感じた時 

感染症の診断を受ける。

家庭版 (感染症の診断 ))]

 国と自治体の役割 

感染症に即して、国と自治体の役割を考える。

 事前の準備  

〇 医療体制を整備、充実させる。
$ \qquad $・全国的流行に耐える、感染症受け入れ病院を確保する。
$ \qquad $・感染症研究の専門機関や研究者の充実に努める。
$ \qquad $・全国の保健所をパンデミックに対応できるよう設置・配置する。
〇 パンデミックが起きた時、医学的真実に基づいた、対応策をとれるように、準備しておく。
$ \qquad $・世界的な、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時に、その優秀性が確認された精密医療
$ \qquad $(大量の感染症の診断、
$ \qquad $ 非感染者が感染者との接触を避けられるよう感染者の移動経路・時刻のスマホでの表示(個人情報は秘匿化)、
$ \qquad $ 重症者に最新の治療をする、
も考慮すべきであろう。

$ \qquad $・全国的パンデミックの際的確な政策を国民に示せる、優秀な指揮官の養成。

 流行時の対応  

事前に準備していた対応策を実施する。
パンデミック時の一例;
・医療崩壊を起こさない対応策をとる。
・国民の生活を保障する財政的支援を速やかに行う。
・ワクチンや治療薬の早急な開発。

 (3)難病対策 

公費助成の対象となる病気について

保険の給付対象となる病気について

 (4)有害物質による罹患をふせぐ  

有害物質と、
その中で公害として認定され公費助成等のある有害物質による疾病
について解説する。

 公害 

有害物質 

合成洗剤の「人の健康への影響」  

 罹患時の対処法

本来は、経済協力開発機構(OECD)が1972年5月26日に採択した「環境政策の国際経済的側面に関する指導原則」で勧告された「汚染者支払原則」

 (5)労働に伴う困難、災害に対する事前の備えと対処法   

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