新養殖/養殖魚介類-将来

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目次

海水魚の養殖

日本では前章で紹介したように、すでに多くの魚介類がすでに養殖されている。

高級食材であるマグロ、ウナギ、フグなどは、養殖技術が完成しつつある。

雑誌PRESIDENT「築地、旬(ばなし)」 より:

「全国の生産量で見ると、ブリ(ハマチ)、マダイ、カンパチが御三家で、ただいま急上昇中といえばクロマグロ。さらにトラフグ、ヒラメ、シマアジ、ヒラマサ、カワハギなどの高級魚。磯魚ではクロダイ、メバル、カサゴ、イサキ、メジナなど。九州の冬の味覚クエの養殖も普及しつつあり、人気が高い。」

将来的には、それ以外の海水魚を考えなくてはいけない(例えばサケやマス、イワシ。サンマ、イカ、タコなど)。

変わったところでは:

食用など利用。

これはあまり養殖されていないが、養殖が成功すれば新しい食材になるだろう。


淡水魚の養殖

アユ

古くから養殖も行われているが、養殖量は減少している。


ナマズ

埼玉県や茨城県で養殖技術が完成しつつある。

クラウドファンディングで資金を集めて研究しようとする人もいる。

「クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みを指します。」


ウグイ


トリガイ

トリガイ(鳥貝、一部でトリカイ、学名:Fulvia mutica)は二枚貝綱マルスダレガイ目ザルガイ科に属する二枚貝。名の由来は、食用とする足が鳥のくちばしのような形状をしていることから、また食味が鶏肉に似ているからともいう。日本の京都などで養殖されている。

海外でも、海のあるなしにかかわえあず、京都の例にならって、トリガイなどを養殖すれば、美味なタンパク減になるだろう。


養殖海水魚の保存食化

海水魚の保存食として次のようなものが知られている

干物


鰯のぬか炊き


イワシのぬかづけ

これを焼いて炊いた米(ごはん)にそえて食する。

しかしこのままではしおからすぎるので、健康によくない。

そのため、ぬかづけされたイワシを、一度淡水につけて塩をぬき、次に日本酒やワインなどにつければ、健康的な保存食がえられる。


塩イカ

塩辛

塩漬けされたイカをきゅうりなどの野菜ときりきざみ食する。

世界一長寿な地域として知られる、日本の長野県でよく食されている。 塩イカを一度淡水に漬けて塩をぬき、次に日本酒やワインなどに漬ければ、健康的な保存食が得られる。

これらは安い海水魚を保存するものである。

もし安い魚でも養殖できて、更に保存食化できれば、世界の食糧事情は大きく改善されるだろう。


養殖淡水魚の保存食化および新淡水魚

海水魚はとれる時期が限られるせいか、淡水魚より保存食化が進んでいるものが多い。

例えば干魚など殆ど海水魚である。

淡水魚は一時に大量に取れることがなく、新鮮なものが必要なときに入手可能なせいかあまり保存食化は進んでいない。

ニジマス

これなど世界に保存食化して普及させれば、海の無い国にも普及可能であろう。

信州サーモン、養殖アユ、養殖ウナギ、信州大マスのように新しい養殖淡水魚も開発されている。

これらも養殖技術を含めて、海外に提供可能であろう。

また海水魚のように保存食化すれば海の無い国々でも美味な蛋白源が得られる。


海外での川魚

逆に海外の川魚を養殖し、保存食化すれば、キャビアのように漁業国日本にも販売可能であろう。


まとめ

その他 多くの貝類がすでに養殖されているが、養殖法を工夫することで、ビジネス参入の余地があるかもしれない。


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