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輸送問題

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の最小値を求める.この問題も生産計画と同様 [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E5%9E%8B%E8%A8%88%E7%94%BB%E6%B3%95 線形計画法]
の最小値を求める.この問題も生産計画と同様 [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E5%9E%8B%E8%A8%88%E7%94%BB%E6%B3%95 線形計画法]
に属する.
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[[ファイル:輸送問題.pdf]]にMicrosoft Excel のソルバーを用いたこの問題の解法例を示す. 
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作成したデータは以下の通りである.
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ソルバーのパラメータ 入力は以下の通りである.
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ソルバーによる結果は以下の通りである.
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x1,1=65,x1,2=5,x1,3=0,x2,1=0,x2,2=40,x2,3=50
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のとき輸送コストの総和
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{x_{1,1}+7x_{1,2}+11x_{1,3}+10x_{2,1}+6x_{2,2}+3x_{2,3}
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が最小値750になることを示している. 表2-1,表2-2の制約条件を満たしている.

2020年11月27日 (金) 12:03時点における版

製品を2つの工場A1,A2で製造し3社B1,B2,B3に納入している企業がある.これら3社からの注文は表2-1の通りである.この注文に応じるため表2-2のように工場A1,A2で製品を製造する. 製造した製品を工場A1,A2からそれぞれB1,B2,B3に輸送する際の1単位当たりのコストは表2-3の通りである. 3社B1,B2,B3からの注文を充足し,かつ,輸送コストを最小にするには, 工場A1,A2から3社B1,B2,B3への輸送数をどのように配分すれば良いか. 工場Aiから注文先Bjへの製品の輸送量を

xi,j( i=1,2 j=1,2,3) で表すと,

表2-1から工場A1,A2から注文先B1,B2,B3への輸送について制約条件式

x1,1+x2,1=65 x1,2+x2,2=45 x1,3+x2,3=50

を満たす. また,表2-2から工場A1,A2の製造量について制約条件式

x1,1+x1,2+x1,3=70 x2,1+x2,2+x2,3=90 

を満たす.さらに製造量は非負であるから

0

これらの制約条件の下で輸送コストの総和

{5x}_{1,1}+{7x}_{1,2}+11x_{1,3}+{10x}_{2,1}+{6x}_{2,2}+{3x}_{2,3}

の最小値を求める.この問題も生産計画と同様 線形計画法 に属する.


ファイル:輸送問題.pdfにMicrosoft Excel のソルバーを用いたこの問題の解法例を示す. 

作成したデータは以下の通りである.

ソルバーのパラメータ 入力は以下の通りである.

ソルバーによる結果は以下の通りである.

x_{1,1}=65,x_{1,2}=5,x_{1,3}=0,x_{2,1}=0,x_{2,2}=40,x_{2,3}=50

のとき輸送コストの総和

{x_{1,1}+7x_{1,2}+11x_{1,3}+10x_{2,1}+6x_{2,2}+3x_{2,3}


が最小値750になることを示している. 表2-1,表2-2の制約条件を満たしている.

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