輸送問題
提供: Internet Web School
40 行: | 40 行: | ||
作成したデータは以下の通りである. | 作成したデータは以下の通りである. | ||
+ | |||
+ | [[ファイル:LP-Fig20 ページ 04.jpg|500px]] | ||
ソルバーのパラメータ 入力は以下の通りである. | ソルバーのパラメータ 入力は以下の通りである. | ||
+ | |||
+ | [[ファイル:LP-Fig20 ページ 06.jpg|500px]] | ||
ソルバーによる結果は以下の通りである. | ソルバーによる結果は以下の通りである. | ||
+ | |||
+ | [[ファイル:LP-Fig20 ページ 08.jpg|500px]] | ||
x1,1=65,x1,2=5,x1,3=0,x2,1=0,x2,2=40,x2,3=50 | x1,1=65,x1,2=5,x1,3=0,x2,1=0,x2,2=40,x2,3=50 |
2020年11月27日 (金) 12:23時点における版
製品を2つの工場A1,A2で製造し3社B1,B2,B3に納入している企業がある.これら3社からの注文は表2-1の通りである.この注文に応じるため表2-2のように工場A1,A2で製品を製造する. 製造した製品を工場A1,A2からそれぞれB1,B2,B3に輸送する際の1単位当たりのコストは表2-3の通りである. 3社B1,B2,B3からの注文を充足し,かつ,輸送コストを最小にするには, 工場A1,A2から3社B1,B2,B3への輸送数をどのように配分すれば良いか. 工場Aiから注文先Bjへの製品の輸送量を
xi,j( i=1,2 j=1,2,3) で表すと,
表2-1から工場A1,A2から注文先B1,B2,B3への輸送について制約条件式
x1,1+x2,1=65 x1,2+x2,2=45 x1,3+x2,3=50
を満たす. また,表2-2から工場A1,A2の製造量について制約条件式
x1,1+x1,2+x1,3=70 x2,1+x2,2+x2,3=90
を満たす.さらに製造量は非負であるから
0≦xi,j i=1,2;j=1,2,3
これらの制約条件の下で輸送コストの総和
5x1,1+7x1,2+11x1,3+10x2,1+6x2,2+3x2,3
の最小値を求める.この問題も生産計画と同様 線形計画法 に属する.
ファイル:輸送問題.pdfにMicrosoft Excel のソルバーを用いたこの問題の解法例を示す.
作成したデータは以下の通りである.
ソルバーのパラメータ 入力は以下の通りである.
ソルバーによる結果は以下の通りである.
x1,1=65,x1,2=5,x1,3=0,x2,1=0,x2,2=40,x2,3=50
のとき輸送コストの総和
x1,1+7x1,2+11x1,3+10x2,1+6x2,2+3x2,3
が最小値750になることを示している. 表2-1,表2-2の制約条件を満たしている.