物理/ベクトル解析
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Aが,C2級のベクトル場ならば<br/> | Aが,C2級のベクトル場ならば<br/> | ||
- | divrotA=0<br/> | + | $div\ rot\ A = 0$<br/> |
であった。<br/> | であった。<br/> | ||
この逆命題<br/> | この逆命題<br/> | ||
- | divF=0ならば<br/> | + | $div\ F = 0$ならば<br/> |
あるC2級のベクトル場Aが存在して | あるC2級のベクトル場Aが存在して | ||
- | F=rotA | + | $F = rot\ A$ <br/> |
がなりたてば、磁場BはつねにあるC2級のベクトル場Aを用いて、 | がなりたてば、磁場BはつねにあるC2級のベクトル場Aを用いて、 | ||
- | $F | + | $F = rot\ A$ と書けることになる。<br/> |
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2018年4月28日 (土) 00:37時点における版
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9.2 ベクトル解析
ベクトル場の微分
ベクトル場とスカラー場
スカラー場の勾配
ナブラ∇ とそれを用いた勾配の表現
ベクトル場の発散
ベクトル場の回転
テンソル表示とテンソル計算
線積分と面積分
単連結領域
線積分
保存場
ポテンシャル
保存場とポテンシャル(関数)
定理
ポテンシャルの存在定理
定理(ポアンカレの定理)
定義(2端を共有する2つの連続曲線の連続可変性)
定義 単連結領域
命題
定理
D;Rn(i=2,3)の単連結領域
F∈C1(D,Rn)
とする。
すると次の3条件は同値である。
(1)
(2)
(3)
証明
ベクトルポテンシャル
磁場Bはつねにdiv B=0を満たす(第5章電磁気学参照のこと)。
Aが,C2級のベクトル場ならば
div rot A=0
であった。
この逆命題
div F=0ならば
あるC2級のベクトル場Aが存在して
F=rot A
がなりたてば、磁場BはつねにあるC2級のベクトル場Aを用いて、
F=rot A と書けることになる。