物理/ベクトル解析
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8.2 ベクトル解析
ベクトル場の微分
ベクトル場とスカラー場
スカラー場の勾配
ナブラ∇ とそれを用いた勾配の表現
ベクトル場の発散
ベクトル場の回転
テンソル表示とテンソル計算
線積分と面積分
単連結領域
線積分
保存場
ポテンシャル
保存場とポテンシャル(関数)
定理
ポテンシャルの存在定理
定理(ポアンカレの定理)
定義(2端を共有する2つの連続曲線の連続可変性)
定義 単連結領域
命題
定理
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-23-QINU;UNIQ4138c6687f229026-MathJax-24-QINU(i=2,3)の単連結領域
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-25-QINU
とする。
すると次の3条件は同値である。
(1)
(2)
(3)
証明
ベクトルポテンシャル
磁場UNIQ4138c6687f229026-MathJax-26-QINUはつねにUNIQ4138c6687f229026-MathJax-27-QINUを満たす(第5章電磁気学参照のこと)。
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-28-QINUがUNIQ4138c6687f229026-MathJax-29-QINU級のベクトル場ならば
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-30-QINUとおくと、
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-31-QINU
であった。
この逆命題
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-32-QINUならば
あるUNIQ4138c6687f229026-MathJax-33-QINU級のベクトル場UNIQ4138c6687f229026-MathJax-34-QINUが存在して
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-35-QINU 。
がなりたてば、磁場UNIQ4138c6687f229026-MathJax-36-QINUはつねにあるUNIQ4138c6687f229026-MathJax-37-QINU級のベクトル場UNIQ4138c6687f229026-MathJax-38-QINUを用いて、
UNIQ4138c6687f229026-MathJax-39-QINU と書けることになる。
このUNIQ4138c6687f229026-MathJax-40-QINU級のベクトル場UNIQ4138c6687f229026-MathJax-41-QINUをUNIQ4138c6687f229026-MathJax-42-QINUのベクトルポテンシャルという。
ベクトルポテンシャルの存在定理
定理