　この科目の目的

幸せで豊かな人生を願って

第一章で紹介するように、どんな人もみな幸福で豊かな人生をおくる権利をもつ。このような人生を歩むためには、生活の大半の時間を過ごす労働（職業)と家庭生活をどのように過ごすかが非常に大切であろう。この両部面は、いずれも社会システム、政治、文化と深くかかわっている。この部面についてよく学び（教養教育）、考え、この社会に住むあらゆる人々が個人として尊重され、生命が脅かされたり、自由や幸福追求の権利が抑圧されない社会にするため、各人のできることを考え、どんな小さいことでも良いので行動することが必要であろう。第二章では、こうした力をつける一助として現代の日本と世界の状況と抱える諸問題・課題を紹介する。

第三章では、職業について紹介する。ここでは大企業志向を改め、自分のやりたいことができる会社への就職を目指したり、家族経営の会社を起業するのに役立つような内容を紹介する。第四章では、家庭生活について紹介する。とりわけ、家族の健康を保つ生活の仕方について、詳しく説明する。第五章は、現代社会の抱えている問題から予想される、会社や家庭生活で遭遇する可能性のある諸危機から、自分や家族を守る方法について考える。