利益と非貨幣価値論

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目次

はじめに

 企業は活動するなら「利益」を生まなくてはならない。 経営上「損失」を出した方が よい、ということはあまり考えられない(時に競争相手の企業を倒すためにいわゆる ダンピングをして損出を出すことはありうるが。 このような行為は法律で禁止されていることが多い)。

経営において利益は多ければ多いほど良いのだろうか? あまり利益が多いと、ダンピングの逆で競争相手を生みやすい。

従って時には利益率を低く抑えておくほうが企業の存続にとってベターであることもありうる。 しかし株が公開されているような場合は、株主の利益率を高めたいという欲求に経営陣は 抗することがむずかしい。 そういう意味では株が公開された株式会社は大きな可能性と同時に 別のリスクを抱えると言ってよい。

例えば車産業を考えた場合、安価な大衆車を製造販売を、高級車の製造販売より力を入れるのがよいと 思われる。 しかし他者が高級車を製造した場合、利益率が良いので大衆車を中心に供給するだけでは 経営的に不利となり、大衆車の供給もできなくなってしまうかもしれない。

そのような場合、大衆車と高級車の供給を二本立てにするのもよいだろう。

また軍事産業を考えてみよう。 人間は戦いを本能的なまでに好むようなので経営的には成功し 永続的な利益が得られるだろう。 しかしそれは悪魔と契約を結んで豊かさを得るようなもので、非科学的な 言い方かもしれないが、 いつか悪魔が成功した経営者を迎えにくるだろう。  そのように考えると、

1.利益はそこそこに確保できる。

2.苦しんでいる人たちに助けになるような商品やサービスを。

3.戦争によらずに人口の調整ができる経済

4. 新経済の受け入れのショック対策の考慮

5.普通の人々にも役立つような商品やサービスを。

6.人々が平和裏に楽しめるような商品やサービスを。

等が経営のしばりになるだろう。3.は2.の逆の条件としていれたものである。 経済が発達していない場合 避妊具を買えず、また他の楽しみも無く、また子供の養育に金がかからず逆に子供を働かすと家計の役に立つので 子供が異常に増えてしまう。 またかつての日本のように戦争をするのに多くの若者が必要なので、国が「生めよ増やせよ」と号令をかける。 多くの子供を生んだ母は、「軍国の母」ということで表彰された。

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そういう背景があっては人類が平和な生活をエンジョイすることはできない。

4.は人口の問題以外に新しい経済活動の開始または進出が、大きくそこの住民を 不幸におとしいれることがを考える、

例えば先進国の人間達が来ただけで彼らの齎した流行病により そこの住民多数が死んでしまう、などということも起こりうるし、 また逆に進出した先進国の人間が現地の風土病を持ち帰ることも ありうる。 

それらも広い意味の新しい経済がもたらす問題点である。

また1、、2,3、4と関連して、 経済活動の非貨幣的価値についても考えてみたい。

章目次

  1. 低利益・継続経営
  2. 安全生活経済
  3. 人口調整と経済
  4. 新経済の受け入れのショック対策
  5. カジュアル生活経済
  6. アミューズメント経済
  7. 非貨幣価値

演習問題

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